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補助金申請の光と闇!?電子申請について
最近は、補助金の申請では電子申請が当たり前になってきています。
代表的な電子申請のシステムはjGrantsですが、使い勝手が良い点と悪い点の両方があるシステムです。
電子申請、、、申請が楽になったのか、面倒になったのか賛否両論があると思いますし、実際賛否両論あります。
当事務所は日本中様々な補助金を長年支援してきている実績があり、事業計画書の策定だけではなく、実際の申請についてもjGrantsをはじめ様々な申請システムで多くのお客様をご支援してきている実績があります。
今回は日本の様々な補助金の支援実績のある当事務所が感じる電子申請のメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。
メリット1:紙の印刷の手間が省ける
1つ目のメリットは印刷の手間が省けることです。
補助金にもよりますが事業計画書や決算書など申請書類の印刷物が多種に渡り、紙だと時間と手間が取られるケースがあります。
これが電子申請ですとパソコンで電子ファイルをアップするだけなので印刷にかかる手間、時間と膨大な紙の量から解放されます。
メリット2:ギリギリまで粘れる
2つ目のメリットは申請の締め切りギリギリまで粘れることです。
紙申請だと郵送申請となり、締切日に到着していない期日だと遅くとも1日前には発送が必要です。印刷などの手間を考えるとさらに時間は短くなります。
ただ、これが電子申請だと締切日の締め切り時間までパソコンで書類をアップ出来ればOKなので、紙申請に比べると事業計画を作る時間を割くことが出来ます。
メリット3:補助金申請の幅が広がる・加点がある
最近は、電子申請のみの補助金も増えて来ています。つまり電子申請の仕組みを利用できないと補助金を受ける機会がなくなってきている状況です。
また、電子申請・紙申請の両方を使える場合でも、紙申請なら原点、電子申請なら加点と言った措置が取られている補助金もあったりします。
つまり、電子申請を行うことで補助金の利用の幅や通り易さが増すわけです。
メリットがあれば、デメリットも存在します。
デメリットと言うより電子申請の専門家から見た場合の不便な点は下記になります。
デメリット1:大量のファイルをアップする必要がある
申請する補助金にもよりますが、事業再構築補助金だと10種類以上のファイルをアップする必要があります。
また、アップしたファイルが正しいかを確認するためには一度ファイルをダウンロードして確認すると言う手間が発生します。
それこそ、ファイル名をちゃんと分かりやすくしておく必要があります。
デメリット2:システムによりやり方が全然違う
jGrantsが主な補助金の手続き関するシステムになりますが、事業再構築補助金などは最初の事業計画書を申請する時には専用のシステムで交付決定・実績報告を行うための申請はjGrantsで行います。
システムの操作方法を2つ知っておく必要があるわけです。全部jGrantsに統一したいいのに利権の問題なのか好き嫌いの問題なのか・・・利用者目線にたって欲しいですね・・・jGrantsが使いやすいって言いきれるわけでもないのですが(笑)
これはパソコンなど詳しい人でもひと手間発生するわけで、パソコン操作などに疎い方からすると非常に手間、時間がかかり難解な手続きになってしまいます。
デジタルデバイドと言う言葉の通り、かなり置いて行かれている人が多いと考えられます。
デメリット3:どこかでアナログになる
これはデメリットと言う現状の補助金に関する手続きの不便な点になりますが、電子申請をしても不備とかがあったり、事務局側から質問等があればすべて電話での対応が求められます。
あくまでシステム上は差し戻し、書類のアップ・申請だけであって、途中の細かなやり取りは全て電話対応になります。
対応の際には申請資料を確認する必要が多々あり、申請時のファイルはしっかり管理しておかないと電話対応が難しくなります。
また、折り返しても担当制になっていることが多くさらに折り返し待ちで会話できるのに数日かかるとかざらでなんのための電子申請なのか分からなくなってしまう部分もありますね。
申請、手続きにおける細かなQA対応もjGrantsなどのシステムや電子メールで対応出来るようにしてもらいたいです。
メリット・デメリットを3点ずつ上げてみましたが、他にもメリット・デメリットはたくさんあります。
当事務所は100社以上のお客様をご支援してきた実績があるからこそ、電子申請におけるエキスパートであると自負もあります。
補助金の申請で事業計画書は作成できたけど、申請の仕方が難しく分からない。と言う方の相談・ご支援の対応もこれまで多数行った実績があります。
電子申請の仕方が分からないそこのあなた!ぜひ当事務所までご相談ください。