2025年補助金について


中小企業庁の令和6年度の補正予算案が発表されました。
予算の大幅増額もあり、改善され継続実施される補助金や新たに創設される補助金など
事業者にとって活用しやすくなるかもしれない2025年度の補助金について現時点での情報(推測を含みます)をまとめました。
 

1. 「新事業進出補助金(仮称)」

中小企業の成長における新事業進出・構造転換へ投資を支援する「新事業進出補助金(仮称)」が新設されます。

ウィズコロナ・ポストコロナ時代の経済環境変化に対応するために事業再構築の挑戦を支援する「事業再構築補助金」の成長枠を継承した補助金と予想されています。

補助対象経費(推定):建物費、機械装置費、ソフトウェア費など
補助額(推定):最大1億円
補助率(推定):1/2(賃上げ要件や小規模事業者は2/3
第1回目公募開始(推定):2025年2月~3月ごろ
 

2. 「中小企業成長加速化補助金(仮称)」(2回程度で終了の可能性あり)

売上高100億円を目指す中小企業への設備投資支援や、中小機構による多様な経営課題(M&A、海外展開、人材育成など)を支援

要件:売上100億円を目指すビジョン・潜在力、賃金要件など
補助対象経費(推定):建物費・機械装置費・ソフトウェア費・外注費・専門家経費など
補助額(推定):1~5億円
補助率(推定):1/2(賃上げ要件により優遇措置)
第1回目公募開始(推定):2025年2月~3月ごろ
 

3. 「省力化補助金」 個別発注形式の省力化投資支援を新設

カタログに登録されている省力化製品が事業計画と一致しなければ使いにくい印象がありましたが、新たにオーダーメイド形式が対象となり、カタログ外からの選択肢が増え、活用しやすい補助金として運用改善と拡充がなされます。
 

4. ものづくり補助金、IT導入補助金、小規模事業者持続化補助金、事業承継・M&A(引継ぎ)補助金

前年度を上回る予算規模で継続実施され、賃上げに対して優遇措置がさらに手厚くなる補助金が増える見込みです。
 

まとめ

現時点、公募の内容は未発表となっておりますが、補助金の活用をお考えの方はビジネスアイデアやプランをまとめるなど、方向性を定める良いタイミングとなっております!