放課後等デイサービスにおける心理担当職員とは?具体的な役割や必要な資格を解説


放課後等デイサービスでは、子どもたちの発達や心の成長を支えるために、さまざまな専門職が関わっています。
その中でも、心理担当職員は、子どもたちの心理的な課題に対応し、適切なサポートを行う重要な役割を担っています。
本記事では、心理担当職員の具体例や役割、必要な資格について詳しく解説します。

心理担当職員とは?
心理担当職員とは、放課後等デイサービスにおいて、子どもたちの発達や情緒面での支援を専門的な視点から行う職員のことを指します。
感情のコントロールが難しい子や対人関係のトラブルが多い子に対して、適切な支援を提供することで、安心して成長できる環境を作ることが目的です。

 

心理担当職員の具体例と役割

 

① 臨床心理士・公認心理師
【具体的な役割】
子どもの行動観察を行い、発達や心理的な状態を評価する。
保護者やスタッフと連携し、子どもに適した支援計画を立てる。
子どもが抱える不安やストレスを軽減するためのカウンセリングを実施。
集団生活に適応しやすくなるためのソーシャルスキルトレーニング(SST)を行う。
【必要な資格】
臨床心理士(日本臨床心理士資格認定協会認定)
公認心理師(国家資格)
【メリット】
専門的な心理評価やアセスメントができるため、より適切な支援が可能。
心理的な問題を抱える子どもへの対応力が高い。

② 作業療法士(OT)
【具体的な役割】
感覚統合療法を活用し、感覚過敏や多動などの特性を持つ子どもを支援。
手先の不器用さや運動発達の遅れがある子に対して、適切な遊びや運動を通じた支援を提供。
集中力や情緒の安定を促すプログラムを実施。
【必要な資格】
作業療法士(OT)(国家資格)
【メリット】
身体面の発達と心理面の両方にアプローチできる。
遊びや運動を通じて、楽しみながら心理的な安定をサポートできる。

③ 言語聴覚士(ST)
【具体的な役割】
言葉の遅れやコミュニケーションの苦手さをサポート。
言葉の理解や発話を促すトレーニングを実施。
他者との関わり方を学ぶためのコミュニケーション支援を行う。
【必要な資格】
言語聴覚士(ST)(国家資格)
【メリット】
言葉の発達が遅れている子どもに対して専門的なアプローチが可能。
コミュニケーションの困難さを軽減し、対人関係の向上につなげられる。

④ 臨床発達心理士
【具体的な役割】
子どもの発達段階に合わせた適切な支援を考える。
発達障害の特性に応じた個別プログラムを作成し、支援員と連携して実施。
保護者向けに発達に関するアドバイスを行う。
【必要な資格】
臨床発達心理士(日本臨床発達心理士認定機構認定)
【メリット】
発達の視点から子どもの成長をサポートできる。
早期の支援が必要な場合、適切な助言や対応が可能。
 

心理担当職員がいることで得られるメリット
① 子どもにとってのメリット
感情のコントロールや対人関係の悩みを適切にサポートしてもらえる。
不安やストレスを軽減し、安心して過ごせる環境を提供してもらえる。
学校や家庭での困りごとにも対応してもらえる。
② 保護者にとってのメリット
子どもの発達や心理面について専門家からアドバイスを受けられる。
家庭での対応方法について具体的な指導を受けられる。
必要に応じて医療機関や他の支援機関との連携をサポートしてもらえる。
③ 事業所にとってのメリット
専門職が関わることで支援の質が向上し、信頼度が高まる。
児童発達支援管理責任者や指導員と連携し、より適切な個別支援計画を作成できる。
心理担当職員加算などの加算を取得し、事業所の安定した運営につなげられる。

 

まとめ

 
放課後等デイサービスにおける心理担当職員は、子どもたちの発達や情緒面での成長を支援する重要な役割を担っています。
臨床心理士、公認心理師、作業療法士、言語聴覚士、臨床発達心理士など、さまざまな専門職が心理的な課題に対応し、適切なサポートを提供します。
心理担当職員を配置することで、子どもや保護者にとって安心できる環境が整い、より質の高い支援を提供できるようになります。
今後、放課後等デイサービスを運営する上で、心理担当職員の配置を検討することは大きなメリットとなるでしょう。