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外注スタッフからの情報漏洩…委託契約における秘密保持義務の重要性を事例で解説
はじめに
ライブチャットやアダルト配信を行う映像送信型性風俗事業では、出演者の個人情報や顧客データなど、きわめてセンシティブな情報を取り扱います。
しかし、その情報が「外注スタッフ」や「配信代行業者」から漏洩してしまう事例が後を絶ちません。
この記事では、「映像配信型性風俗 情報漏洩」に関心を持つ方に向けて、実際に起きた外部委託先からの漏洩事件と、行政書士が提案する秘密保持契約(NDA)の具体的内容を解説します。
実例:辞めた編集スタッフが顧客リストを持ち出してSNSで公開
📌 事例概要(関東圏のライブチャット運営会社)
業務委託契約を結んでいた動画編集スタッフが、退職後に出演者のアーカイブ動画・収支記録・視聴者ログをSNS上で一部公開。
会社は速やかに削除要請を出すも、「契約に守秘義務がなかったため、法的拘束力がない」として対応が長期化。
結果、出演者との信頼関係が崩れ、事業収益が大幅に悪化。
風営法では“第三者による情報管理”もリスクの対象
風営法や個人情報保護法では、委託先の管理不備による漏洩でも、事業者側に責任が問われる可能性があります。
つまり「うちが漏らしたわけじゃない」では通用しません。
情報漏洩を防ぐための委託契約のポイント
✅ 1. 契約書に「秘密保持義務(NDA)」を必ず記載
明確な定義:「業務上知り得た全情報を第三者に漏らしてはならない」
契約終了後も継続する義務(例:終了後5年間)
✅ 2. 持ち出し禁止条項を盛り込む
PC・USB・クラウドなどを経由した無断複製・保存・持ち出しの禁止
✅ 3. 違反時の罰則を明記
損害賠償責任や契約解除条項を設定し、抑止力を高める
秘密保持契約(NDA)の具体的条項例
項目 内容例
秘密情報の範囲 出演者情報、売上データ、録画映像、運営マニュアルなど
義務の存続期間 契約終了後も○年間有効
禁止行為 第三者提供・SNS投稿・複製・個人的利用
違反時の措置 損害賠償+即時契約解除+刑事告発に協力する旨
行政書士ができる実務サポート
✅ 委託契約+秘密保持契約のダブル作成(テンプレートでは不十分)
✅ 外注契約書のチェックと加筆(業務範囲・成果物権利も含む)
✅ 漏洩発覚後の初動対応アドバイス(証拠保存・通報・示談交渉)
✅ Pマーク・ISMS取得支援に向けた体制整備
まとめ:外注業務こそ“契約で守る”時代へ
映像配信型性風俗業は、内部スタッフ以上に「外部委託先」の契約と管理が重要です。
万が一の事態を防ぐためにも、契約書の整備が“最初のリスク管理”になります。
📩 出演者情報や収支データを扱う外注先との契約が不安な方は、まずご相談ください。
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