第20次 ものづくり補助金について


中小企業・小規模事業者等の生産性向上や持続的な賃上げに向けた
新製品・新サービスの開発に必要な設備投資等が支援される補助金である「ものづくり補助金」の20次公募が開始されています。

【20次公募】

申請開始日 令和7年7月1日(火) 17時
申請締切日 令和7年7月25日(金) 17時

 

公募要領をベースとした変更点をまとめましたのでご確認ください。
 

1. 補助対象の厳格化

「製品・サービス高付加価値化枠」概要に下記文章が追記され明確になりました。
革新的な新製品・新サービス開発の取組が補助対象であり、既存の製品・サービスの生産等のプロセスについて改善・向上を図る事業は補助対象外です。
 

2. 他の補助金との併用・重複に対して対策が強化

同一の補助対象経費を含む事業について複数の補助金に同時申請は可能となりました。
ただし、複数の補助金で採択された場合は、交付を受ける補助金を1つだけ選択して交付申請を行います。
選択せず複数の補助金で交付決定を受け、補助金を受領したことが発覚した場合は、交付決定日が遅い方の補助事業の交付決定を取り消し、補助金の返還を求められます。
 

3. 補助対象外となる事業者条件の拡大

①本補助金の申請締切日を起点にして16ヶ月以内(19次公募では14か月)に以下の補助金の補助金交付候補者として採択された事業者

②又は申請締切日時点において以下の補助金の交付決定を受けて補助事業実施中の事業者。(増加)
・中小企業新事業進出促進補助金
・中小企業等事業再構築促進補助金
・ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
 

4. 減点項目の追加

他の補助事業の事業化が進展していない事業者として、以下の補助金において、直近の事業化状況報告時における事業化段階が3段階以下である場合、減点項目とみなされます。
・中小企業等事業再構築促進補助金
・ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
・中小企業新事業進出促進補助金
 

まとめ

ものづくり補助金は、中小企業の成長を支援する強力なツールです。
公募要領の変更点は、経済情勢や政策目標に合わせて細かな変更が反映されており、最新の情報を把握することが採択への近道となります。

変更点における対応や加点項目の効果的な活用など、補助金の活用を検討されている方は、ぜひご相談ください!