補助金 2021年01月10日

普段からちらっと耳にはするものの、実際に申請となるとハードルが高い印象を与える補助金制度。

そもそもどんな補助金があるのかもわからない。

そんな事業者の人たちに向けて、新たに経済産業省がリリースしたのが、この「Jグランツ」という補助金申請システムです。

これまでの補助金制度は、紙での申請が大半で手続も複雑なため、多くの事業者が気軽に申請できるような状況ではありませんでした。

そんななか、2019年12月24日に経済産業省からリリースされたのが、この「Jグランツ」です。

「Jグランツ」を使うメリット

「Jグランツ」が一体なんなのか、その概要を知るために、「Jグランツ」を使うメリットをいくつかあげていきましょう。

①　国や自治体の補助事業が掲載されるので、補助金情報を簡単に収集することができる

「Jグランツ」のホームページにアクセスすると、対象となる補助金制度を検索や閲覧することができます。

②　いつでもどこでも申請ができる

24時間365日、自宅や職場などどこからでも申請が可能なため、交通費、郵送費などのコストがかかりません。

③　１つのアカウントでいろんな補助金申請ができる

一度基本情報を登録すると、次からはその情報が自動入力され、再度打ち込む必要がありません。

④　ログイン時の認証により、書類の押印が不要

印刷や押印の手間が不要となります。

以上のように、「Jグランツ」は補助金制度の利用を、従来に比べより簡単にしてくれる便利なシステムであるということがいえます。

なお、「Jグランツ」を利用するためには、「GビズID」を取得することが必要となります。

「GビズID」とは？

「GビズID」とは、事業者が１つのアカウントで、さまざまな行政サービスにアクセスすることができる認証システムのことです。

この「GビズID」を取得することで、名称や住所等の基本情報を何度も入力する必要がなくなります。

ＧビズＩＤ | Home (gbiz-id.go.jp)（gBizIDホームページより引用）から登録することが可能です。

（登録手順については、当事務所ホームページ内にある『「GビズID」とは？』の記事をご参照ください）

「GビズID」を取得するのに、２、3週間程度の審査期間が必要となるので、余裕をもって登録するようにしましょう。

「Jグランツ」申請システムは、残念ながら国内全ての補助金には対応していません。

例えば、持続化給付金や家賃支援給付金はその対象ではありません。

2019年12月末時点では、２７の補助金が対象となっていました。

20191224003-2.pdf (meti.go.jp)（経済産業省ホームページより引用）

最新の対象補助金については、こちらをご参照ください。

・jGrants1.0のサイト※2020年12月以前に公募を開始した補助金はこちら。

・jGrants2.0のサイト（2020年12月24日オープン）

※2021年1月以降の補助金が順次掲載される予定です。